美しい韓国語とは...?
昨日今日と、久しぶりに暖かい日が続いている。とはいっても10度以下の8度なんですが...なんだか春のような感じ。今までどれくらい寒かったかを思い知らされる。人の感覚っておかしなもの。
ところで、先日の記事の続編のような感じになるのですが、これも韓国の言葉に関してです。
とにかく、シオモニケソ 大変うつくし~い韓国語を聞いて習ったものですから、人々から歓迎されていま~す!!...と言いたいところだが...
皆さんはもしかして、『テガリ』という言葉を知っておられますか?長年韓国にお住まいのあなたであれば、よ~くご存知のはず。『テガリ』『ヌンカリ』『キクンガリ』これらの言葉を自在に使っておられれば、もう立派な韓国人(以上?)
『テガリ』と言う言葉は、韓日辞典にもしっかり載っていて、実はあまりいい言葉ではないのです...辞書で調べると、『あたま』の俗語であり、『どたま』というそうです。私、日本人でありながら聞いたことはあってももちろん使ったことはありません。
ある日、(今から約3年ほど前になるかしら)近くのシジャン(マートではなく)へ行った時の事。
野菜から始まり、魚も新鮮でいろいろなものがある。うちではよくコドンオチャバン(さばを塩で味付けしたもの)を食べるので、この日も買い求める為に、魚屋へ立ち寄ったのでした。
我が家では、魚は頭からしっぽまで良く食べるので、お店のおばちゃんにこう言いました。
『アジュモニ~ テガリ ポリジマセヨ!!』
私がくったくのない笑顔でこう言ったものでしたから...(おばちゃん、あたま<どたま>捨てないでね。)おばちゃんの顔色が変わったのは言うまでもありません。
実は、『テガリ』という言葉、シオモニが日常あまりにも自然に使っておられた言葉だったので、決してそんな意味があるなんて思ってもみなかったのです。
それに関連して、『マッ テガリ オップタ』(カタカナ表示が難しいですね)という言葉があります。(こんな変な韓国語教えてええんかいな...)これは、普通の韓国語にすると、『マシ オプソ』おいしくないという意味なのですが、この表現は『実においしくない』というのを、更に強調したい場合に使います。いや、しかし、決して良い表現ではありませんから、私たちはめったに使いません。
シオモニがおっしゃるからこそ、なにか愛嬌があるというか、良い言葉ではないけれど許せてしまう、という感じです。
うちの息子はシオモニがそう言われるのを聞くと、
「マッ テガリはちょっとなんだから、マッ モリにしたら?」とたしなめていました...
ぜひ、皆様方には美しい韓国語を覚えていただきたいと思います。
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