終わって嬉しい嫁暮らし

Welcome to my blog!

産前産後のカムルチー(雷魚)

2010/05/08
シオモ二との思い出 2
 
今日は父母の日。
 
家ではシアボジシオモニが既にいらっしゃらないから特別なことはしない。
私を除いた家族たちがシオモニのところへお参りに行った。
 
私はいつものようにお店番。
 
 
 

 皆さんは御存知でしょうか、このグロテスクなお魚。
 
 そう、ライギョさんですね~~
シオモニとの思い出の中に、この『カムルチー』との出会いがある。
 
 息子を身ごもった時、シオモニはお腹の中の子供の為にそれはそれは気を遣われた。
もちろんつわりの最中はよく食べられないから適当にしてましたけど、
でも実際の所シオモニの思考の中には『つわり』というものは存在しないのである。
『つわり』は、『精神の弱い者がなるものだ。』というのがシオモニのお考え。
幸い私は軽かったから良かったものの、もしひどかったらと思うと...(怖~)
 
 ある日、(多分つわりもおさまってしばらくしてたから5ヶ月くらいの時だと思う)
 
『ノリャンジン 水産シジャンへ行こう!!』
 
とおっしゃられました。水産シジャンの裏通りに行くと、この『カムルチー』が売っている。
当時はまだ車運転していなかったからタクシーで行ったのだが、今思うと足の悪いシオモニと
大きいお腹を抱えた私が一体どうやって歩いてタクシーを拾いに行ったか、思い出せない。
 
 大きなたらいの中で、気持ちの悪い模様の大きいお魚が何匹もいる。
 
『ぎょえ~~!!これを一体どうすんだ?』
 
 見ていると、シオモニが一番元気そうなカムルチーを選んで、
『イゲ、ハナ チュソ』 (もちろん、キョンサンマル、これ一つ下さいの意。)
 
 お店のおばちゃんが、20キロサイズのお米袋におもむろに入れてくださった。
(あんなにあばれるのに、どうやってつかまえたのかな、それもよく覚えていない)
.それをうちから持って行ったステンたらいに入れて再びタクシーに乗って帰る。
 
 車の中では、袋詰めにされたカムルチーがガサゴソいっている。
 
 アパートに到着すると、そのたらい、
『私が持ちます』と言うと、
『妊産婦は重い物を持ったらダメだ。私が持つ。』
と言われて、たらいを頭の上に乗せてエレベーターに乗り込む。
今思うと、シオモニってすごいお方だったと思う。
 
 さてさて、そのカムルチーさん、どのようにするのかといいますと、
 
まず大きなおなべを準備します。そこへ、ごま油をとぱとぱとぱ...と、たっぷりいれます。
そして...1人が鍋のふたを持って待機、もう1人が紙袋をおなべの入り口に持ってきて...
 カムルチーが入ったのと同時に素早くふたをし、
 
ふたが開かないように押さえたままの状態でガスコンロに火をつけ、しばらくそのまま。
カムルチーさんはもちろん熱いからあばれる。
 
飛び出すと困るから、一生懸命ふたを押さえ、静かになるまで待つ。
 しばらくして動かない様子なら大丈夫、ふたを開けます。
 
水を9部くらい入れ、あとは1時間くらいとにかく煮詰めます。
 要するにその煮汁をいただくということなんですが、よ~~~く煮たあと、煮崩れたカムルチーさんをふきんなど(韓国では、韓薬を家でもごく一般的に煮出して作るので、薬を絞る為のがあります。)
に包んで、二本のマッテギ(木の棒、これも韓薬を作る為の道具)でもってそれを挟んで絞るのです。
 
 そしてその汁をとにかく一生懸命飲むんです!!
 
このカムルチーには栄養が沢山あって、とくに妊産婦が摂取すると
丈夫な子が生まれるということらしい。
 
しかしこれは、かなり生臭いものなのである。あとで韓国人に聞いてみると、
 
『あんなに生臭いもの、よく食べたね~~!!』
 
という。それも私の場合、ごはんのお汁の代わりとしていただいていましたから、
なおさら驚かれたものである。
  
 その後、出産前にもう一匹、産後に一匹と合計3匹いただいた。
(産後は、妊婦の体の回復を早める為。)
 
その甲斐あってか、健康な子を儲けることができたのかもしれない。
 
もし子供が病気がちだったとすれば、オンマが苦労する。
だから絶対的に子供は健康な子でなくてはならない、
というシオモニの深い意図があったのである。
 
 実は、カムルチーという魚、昔日本で小さい頃『魚貝類の図鑑』で見て、
『何これ、気持ち悪い魚だな~~』と思っていた、『ライギョ』であると知ったのは、
随分たってからであった。
 
ある本を通して知ったのであるが、まさかこのカムルチーがライギョであるとは知らなかった。
 
 今日は父母の日、ふとそんなことを思い出しました。
 
本当にたくさんのことを学ばせていただきました。『ありがとう』と言いたいです。
 
 
 https://overseas.blogmura.com/korea/にほんプログ村海外生活プログ
 
 
 
 
スポンサーサイト



Comments 2

There are no comments yet.

ちかにゃん

No title

バンポさんは 本当にまじめにシオモニさんの指示を守られたのですね~。 私なら そのスープを飲むことでつわり以上の何かが起きそうな気がしますww
なまずの天ぷら 鮒の甘露煮なら食べたことありますね。

2010/05/09 (Sun) 00:18

バンポマダム

No title

な、なまずですか...どんな感じなのでしょうね。
お蔭様で好き嫌いがあまり無い方なので、そのスープもいただくことができたのだと思います。でももし今食べろと言われたら、むつかしいかもしれません。

2010/05/10 (Mon) 15:38
バンポマダム
Admin: バンポマダム
カンコクに住み始めて21年目。
よく生きてきたわいと、自分でも感心しています。
しゃーないので適当に生きています。
2017年の暮れに夫は肝硬変を発病。
引き続き家族を背負って出稼ぎ頑張るバンポおねえ。
さあどうなる?!
シオモ二との思い出

[BigGirlNoCry] designed by Akira.

Copyright © 終わって嬉しい嫁暮らし All Rights Reserved.